日本におけるリゾートの定義には、バブル期の1987年に制定されたリゾート法による「国民が多様な余暇活動を楽しめる場」がある。実際に同法の適用を受けたのは、ゴルフ場、スキー場、マリーナ、リゾートホテルといった大型施設であった。プール、スパ、時にはゲームセンターなどを有する単体の総合施設をリゾートと呼ぶ(リゾート施設)のは、日本独自の拡大解釈である。
リゾート(リゾート地)には様々な形態があるが、その運営の仕方によっては二つのタイプが典型的である。1つは、そのリゾートの大半が地元企業によって営まれているケース。アメリカのコロラド州のアスペンがその例である。もう1つは、そこに滞在中のほとんどの楽しみが1つの企業によって提供されるもの。代表は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートである。
古代の最も有名なリゾートは、およそ2000年前のイタリアのバイアエ (Baiae) であるとされる。
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